本日は、同業者仲間からの依頼で剥離洗浄ワックスのヘルプに行って来ました。
剥離洗浄ワックスとは、フローリング(床)に現在、塗布してある古いワックスを剥離剤で一度剥がし落としてから、新しいワックスを塗布し直すことをいいます。
そもそも、ワックスを掛けるメリットは、見た目の問題(光沢が出る)及び、フローリング(床)を傷や汚れから保護してくれる点です。現時点でフローリング(床)に目立った汚れや傷がなければ、新しいワックスを上塗りするだけで構いませんが、汚れや傷が目立つ場合は、その上に新しいワックスを塗布しても光沢が出るだけで、汚れや傷は消えません。そのような時に、一度剥離をして、床を素肌の状態に戻してから新しいワックスを塗布すれば、傷や汚れが目立たなくなります。と言っても、現時点で、ワックス(保護膜)を通り越して付いて(素材に直接付いてしまった)しまった傷や汚れは修復する事は出来ません。あくまでも、ワックスの上についた傷や汚れならば、剥離洗浄ワックスで修復可能となります。
手順は、当該範囲の埃落としをしてから掃除機でホコリを吸いこみます。その後、剥離剤をフローリング(床)に塗布し、手作業でスポンジで擦りながら古いワックスを落とします。そして水拭きを2~3度繰り返し、剥離時に出た汚水をキレイに回収します。フローリング(床)が完全に乾いたところで、クイックルワイパーで細かいほこりを完全に除去してから、ようやく新しいワックスを塗布していきます。この時期ですと、状況にもよりますが、ワックスが乾くまでに40~60分程度でしょうか。一度塗りだけでは、塗りムラ等が出るため、二度塗りをしてムラを無くし、完璧な状態に持っていきます。
本日は、LDK部分と廊下で約20畳程度の広さでしょうか。2名体制で作業をして、途中ワックスが乾く時間(この間は、何もすることがないため、車で待機です)等を含め、9時30分にスタートして16時に終了しました。