12月に入り、底冷えする日が続くようになってきましたね。
冬の暖房器具といえば、こたつにストーブ、床暖房、エアコンと様々ありますが、一気にお部屋を暖めてくれるエアコンをメインにされているご家庭が多いのではないでしょうか?
エアコンを使用するうえで、気になるのがカビの臭いと健康被害ですね。それ以外にも、アルミフィンやファンに汚れが付着したままだと、余計な電気を消費し電気代の負担が増えてきます。
そこで、エアコンクリーニング業者の出番となるわけですが、過去にエアコンクリーニングを依頼して失敗したご経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
わたしがオススメするエアコンクリーニング業者選びの3つのポイントがあります。
①エコ洗剤を使用している。
エアコンクリーニング業者には使用する洗剤がエコ洗剤と、それ以外(強アルカリ系洗剤)の2つに分かれます。エコ洗剤を使用するメリットは、人体と環境に優しく、もちろんエアコン機械本体にも優しいという事です。赤ちゃんやペットがいらっしゃるご家庭には特にオススメです。強アルカリ系洗剤は、直接手で触れる事ができないほどの劇薬で、触れた手をそのままにしておけば皮膚がただれてしまうほどです。それだけ強力な洗剤ですので、汚れ落ちは早く良く、使用する業者にしてみればメリットといえます。しかし、エアコンに噴霧した強アルカリ系洗剤のすすぎが甘いと、エアコン内部に洗剤が残り、エアコン自体を腐食させ、イヤな臭いと洗剤の混じった空気を吸い込むことになってしまいます。わたしのお客様でも過去にそういたご経験をされて、エコ洗剤を使用する弊社にご依頼された方が多くいらっしゃいます。
②高圧洗浄をする。
今では当たり前の事ですが、高圧コンプレッサーを使い、高圧洗浄をするのがまっとうなエアコンクリーニング業者といえます。中には、激安を謳い、市販のエアコンスプレーだけで済ませる業者や、高圧洗浄ではなく、ご家庭内の水道からホースで水を引っ張り、洗剤を洗い流す業者もいます。この場合、洗えない事はありませんが、高圧洗浄に比べすすぎが甘くなったしまうため、エアコン内部に洗剤が残り、臭いの原因となります。
③通常分解をする。
弊社では現在、家庭用壁掛け型通常機種のみの対応となっておりますが、エアコンクリーニングを分解する際、大きく分けて、通常分解・完全分解の2つがあります。大手業者をはじめ、おそらく約9割以上の業者が通常分解対応となっています。完全分解は、言葉通り、エアコンをバラバラに分解して徹底的にクリーニングする方法です。その分、料金も2~3倍と高くはなります。
通常機種の場合、業者側は、表面のカバーを外せば、アルミフィン(熱交換器)が剥き出しになり、すぐに洗浄出来る機種を想定しています。この機種の場合で作業時間約90分前後とみています。
一口に通常機種といっても、電装やユニット・モータが2個付いている等、様々なタイプがあります。そういった場合、電装やユニット…各部品を外さなければ水をかけて洗浄する事が出来ません。しかし、大手や知名度のある業者、中小業者関わらず、中には、外すべき各部品を外さずに洗浄する業者も見られます。これは、時間短縮、技術不足等の要因があります。外さなくても洗えるのなら問題ないのでは? と思われるかもしれませんが、外さずに洗浄した場合、部品の裏側の汚れ、及びその付近に洗剤及び高圧洗浄をする事が出来ないため、多くの汚れが残ってしまいます。いわゆる、やったふり(手抜き)業者といえます。
以上の3点をクリアしている業者であれば、ほぼ間違いないと思われますので、ぜひ参考にしていただければと思います。